無の置き場

鉄分多め

豊橋技科大 GAC編入受験記

この記事は 東京高専プロコンゼミ Advent Calendar 2021 12日目の記事です
OKDweek Day1です

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どうも、死にかけながら生きている高専生です
すごく久しぶりにここの存在を思い出して開いてみたら懐かしい気持ちになりました

豊橋技科大を受験した

豊橋にはGACという入り口があって結構簡単には入れるらしい、と聞いたので何も考えずに出願を決めました
ちなみに受けたのは電子電気情報(2類)です
この時点で多分2月か3月くらい

GACとは

GACは豊橋だけにある制度で英語の成績に秀でる人を博士前期課程までの一貫コースで受け入れるというものです
あちこちに資料は転がってると思うので受験するか悩んでる人はこれ見てないで公式の案内とかを見るといいと思います

出願前にやったこと

豊橋にはオンラインでの出願するぜ宣言みたいなのがあります
まず先にオンラインで登録して受験料を払う方法を選択して受験料を支払います
そうすると各種書類がダウンロードできるようになり、案内に従って手続きができます
ここはポチポチゲーなのでポチポチします
ただしここでもらえる整理番号はサイトに言われる通りめっちゃ重要なのでどっかにメモします
忘れると死にます

出願時に用意したもの

初めに必要なものを用意しました
基本的に必要なものはすべてインターネット経由でダウンロードでき、印刷して記入する形でした
調査書の書式は決まっていて、成績証明書の添付が必要です
他所の高専が同じかどうかは分かりませんが、私の学校では出願開始日の2週間前が書類作成願の締め切りでした
出願開始1週間前で書類作成願を出したら直後に大型連休があったこともあり担任が呼び出されたりと大事になりました(こうならないように気を付けましょう...)

郵送で提出するもの

郵送で提出するものは下の通りです
私はA4サイズが入る封筒を用意してそれに全部入れて出しました
宛先が書いてある宛名シートもダウンロードできるので、全部入れた封筒が出来たら封をして表にそれをはって郵便局に行けばokです
郵送は簡易書留で速達ですが、宛名シートにでかでかとその旨の記載があるので何も考えずに封筒と金をもって郵便局へ行きましょう

  • 簡易書留速達郵便(~2021/05/11 17:00JST必着)
    • 出願確認票
      これは印刷するだけです
    • 写真票(指定書式)
      後ろに名前を書くのを忘れずに写真をしっかり張りましょう
    • 調査書(指定書式)
    • 志望理由書(A4サイズ1枚)
      友人や担任に何度も読んでもらい推敲しました
      GACは特徴があるコースなので理由を付けやすく、非常に書きやすかったです
    • 小論文(A4サイズ2枚)
      友人や担任に何度も読んでもらい推敲しました
      基本的に最後まで埋めるようにはしましたが、参考文献を4,5個程度書くとA4の1/3くらいは消えてしまうのでそれほど量が多いわけではありません
      それっぽいことを書きつつ技術大好きアピールをしておきましたが、これが合否にどれくらいかかわってきているのかは謎です

出願後

出願するとしばらくして書類が戻ってきま...せん
これ正直分からなくて受験1週間くらい前になってめっちゃ焦りました
受験時に持っていくべき受験票はダウンロードできるのでダウンロードします
あとは面接練習と口頭試問対策をして、乗換案内で行きと帰りの旅程を確認しておけばたぶんOK

受験時

ノリで受験することを決めた上に、受験までは資料請求も特になくこちらから書類を一度送っただけでした
そのため一度も豊橋に行ったことがなく、先輩の「まわりがめっちゃたい肥臭い」という言葉だけしか事前情報がなかったのでとても不安でした
(実際に行ってみるとわかりますが、臭いときとそうでないときがあるし場所によって結構変わります)

当日の流れ

技科大まで

前乗りしてもよかったのですが、受験日が土曜で金曜に講義もあったので当日の朝の新幹線で行きました
新幹線利用の学生は乗車券に学割を適用すると安いので学割証をもらって乗車券と特急券を別で買いましょうね
豊橋から大学までは技科大線のバスで30分くらいですが、バスは交通系ICが使えず現金専用の上に450円と結構いい値段がするのであらかじめ駅なんかで小銭を用意しておくとよいでしょう
バスに揺られて技科大についたらまっすぐ奥に進むと両側を建物に挟まれたところに出ます
場所が分からなくなりそうな場合はバス停から門を背に少し進んだところの道端に地図があるので確認してから行くとよいでしょう
来年度以降はどうか分かりませんが、今年度は図書館前の集合でした
バス停からまっすぐ進んだ先の屋根のある所で、ベンチとテーブルがいっぱいあって早く着いた人が座ってました

技科大で

集合場所についたら集合時間の少し前から出欠確認が行われます
受験票をすぐ確認できるようにするか、受験番号を暗記しておくのがよいでしょう
集合時間近くになると担当の先生方がわらわら集まってきて、それぞれの受験学科ごとに分かれて再度確認されます
私が受けたところでは1人欠席者がいたようで少し確認で手間取っていました
人数と受験学科の確認が終わると、面接控室への移動になります
面接控室では携帯などの電源を切るように伝えられ、その後は一切参考書類を読んだりすることが出来ません
何もできないので脳内で志望動機でも反芻してるといいと思います
面接控室での並び順は受験番号順ですが、面接の順番はそうではありません(多分遠い人から)
私は受験番号は1ではありませんでしたが面接は最初でした
面接室は控室の1つか2つ隣の部屋で、3人対1人で一人当たり20分のスケジュールでした
荷物をすべて持って入室します
面接内容は下の通りです

  • 多分遠い人から
  • 終わったら流れ解散
  • 一人15〜20分
  • 結構リラックスした雰囲気
  • 自分語りできるパートは初めの雑談?のところしかない
  • 電気電子は日本人3人と外国人6人(1人欠席)
  • 面接は1人20分枠で日本人と外国人に分けて行う

日本人は205室、外国人はC-304?室
面接官は3人
右: 冒頭雑談〜日本語質問
中: 口頭試問(多分電気電子)
左: 口頭試問(情報分野)

  1. どうやって来たの?
    新幹線で
  2. 今日来たの?
    今朝の新幹線で来た
  3. 駅からは何で来たの?
    バスで
  4. 志望動機 対策通り
  5. 口頭試問
    5つから選ぶ
    ADCサンプリングの定理とDACアナログ復元 アナログに復元するところが分からなくて死 結構左の先生が助けてくれたがダメダメだった
  6. 英語で
    単語が出てこなくて死ぬ 右の先生に助けてもらって結局日本語で回答した
  7. 他にどこ受けてるの?
    専攻科
  8. ここ第一志望?
    はい(そう答えるしかないよねって言われた)
  9. 気をつけて帰ってね

私の場合は20分をほぼすべて使っての面接だったので時間は結構適当なのかもしれません
別の学科を受けた友達は5分強で終わったらしいので学科による対応の差も大きいかもしれないですね
面接は終始フレンドリーな感じで圧迫とかは一切ありませんでした
自分語りできるパートは初めのところしかないというのは想定外でした、口頭試問にうまく答えられていれば違ったのかもしれませんが...
20分ですべてこなさないといけないため志望動機を聞いたらすぐ口頭試問となってしまい実績で殴ったりはできませんでした
この感じだと毎年内容は変わっていなさそうなので、来年以降受験をする人は傾向を見て対策するといいと思います
(突然内容が変わっていても責任はとれませんが)

面接終了後

受験後は部屋から出たらどうぞお帰り下さいって感じでした
控室には戻れず、そのまま建物から出ます
建物から出た後は集合場所付近のベンチで友人を待ってバスと列車で帰りました

旅行パート

遠隔地の受験へ行くときに大事なことは旅行要素ですよね?
しかしながら今回の受験は集合時間が遅いこともあり、豊橋へは朝発の新幹線で十分でした
そのため、旅行要素がなかったためせめて片道はということで復路は観光しながら帰ることにしました

切符の話

高専では一般高校や大学と同様にJRの学生割引が使えます
片道100km以上の乗車券を購入する場合は、学校発行の学割証をもって出札窓口へ行くと通常運賃の2割引きで購入できます
今回はこれと乗車券の分割を組み合わせて、往路は普通乗車券+連続学割乗車券+往復学割乗車券の3枚で、復路は往復学割乗車券+連続学割乗車券の2枚で利用しました
ちなみに往路は新幹線ですが復路は在来線です

豊橋駅まで

豊橋駅まではバスで帰りましたがバスまでに結構時間があったので近くの道の駅まで歩いて1つ上の先輩と名物の豊橋カレーうどんを食べました
豊橋カレーうどん自体初めて見たのですが、小学生が発案した「めいぶつてんこもりぜんぶ入れカレーうどん」って感じでボリューム感が半端なかったです
この凶悪な食べ物は、見た目と違って下の方にとろろご飯が入っており、その上にカレーうどんが乗っていて、さらに上に追い打ちの手持ち花火をイメージしたちくわの天ぷらも載っています
見た目通りで腹がいっぱいになります
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さわやか

折角静岡に来たのでどうせならさわやか食って帰りたいな、ということで浜松で途中下車をしました
自分の中で東海道線沿いでさわやかを食べるときは駅から近い方から、浜松、静岡(新静岡)、沼津と決めていて、今回は駅からも近く豊橋からも近い浜松を選択
とはいえ営業時間と混雑の兼ね合いで早めに食べたかったので実質ほかの選択肢はないに等しかったです
店名とは正反対の胃の調子を心配しながら浜松で下車しさわやかへ、入店待ちは1組で先頭でした
さすがにおなかが苦しかったのでげんこつは断念しおにぎりに f:id:o_k_d:20211201222454j:plain

さわやかで食事をした後は沼津-熱海を超える終電を見ながら行動しました
静岡からの終電は意外に早く、気を付けないと終電を逃してワープか泊まりの選択をする羽目になります
私の場合は普通乗車券なので1区間か2区間だけワープすれば30分か1時間程度の遅れは取り戻せる計算でした

掛川城

食事をした後は静岡まで行きたいものの先に出る列車が島田行き?だったためその間の時間で観光できないかと思い、駅前の交番で聞き込みをしました
交番の人によると、この時間でやってるところは掛川城くらいではないかとのことで、掛川で途中下車して掛川城見学をすることに決めました
ちなみに、浜松駅前にあるビルの展望台もおススメだそうですが、多分コロナで閉まってるよとのことで、念のため調べましたが閉鎖中でした...
掛川へ移動し、駅から出て少し歩くと正面に掛川城が見えてきます

f:id:o_k_d:20211201223323j:plain 途中の橋からの掛川城

f:id:o_k_d:20211201223332j:plain 本丸広場?からの掛川城

f:id:o_k_d:20211201223341j:plain 全体の模型

f:id:o_k_d:20211201223348j:plain 池 正面のは掛川市立中央図書館

f:id:o_k_d:20211201223356j:plain 三の丸跡駐車場?からの掛川城

f:id:o_k_d:20211201223405j:plain 少し離れた位置にある大手門

課金帰宅

残念なことに、掛川城を観光しすぎて乗るつもりだった終電の列車に目の前で行かれてしまいました...
でもまぁ割とこれは問題なくて、平日でも運転しているホームライナー沼津に乗ることで遅れを取り戻すことができます
ということで、とりあえず後続の普通列車で静岡まで進み、乗車整理券優等列車のお供(飲み物)を買い込んでホームライナーに乗車
f:id:o_k_d:20211201224202j:plain ホームライナー沼津8号

f:id:o_k_d:20211201224209j:plain ライナー乗車整理券

ちなみにこのホームライナー沼津8号は割とお得で、たったの330円で普通列車より10分以上早くつく上に車両は特急用のものが充当されています
快適な乗り得列車で沼津までに普通列車を追い越した後は終電で帰りました

受験後

結果がその内インターネットで見れるようになります
確約書?の提出は結構遅くて11月くらいに書類が来て1月とからしいです

参考文献

受験に当たり、下記のサイトが非常に参考になりました
実質合格できたのは下のサイトおかげといっても過言ではないので本当にありがとう
編入大学体験談その①豊橋技術科学大学GAC : わさおわさわさわさび通信